誰も見てません

Nobody cares

書を読んだ

漫画は好きだけれど部屋に漫画本がたまっていくのを避けるためレンタルすることにしている。最近は、セトウツミ、僕は麻理のなか、動物のお医者さん、を借りた。

セトウツミ 7 (少年チャンピオン・コミックス)

セトウツミ 7 (少年チャンピオン・コミックス)

セトウツミは、職場の先輩におもしろいよ、といわれて読んでみた。電車の中で吹き出しそうになるほどちょくちょく波が高くて、特に時々出てくる二話にわたって二人のやりとりのズレを解明するパターンの回が好きだ。魚のしりとりもよかったなー。映画でこの表現はおそらく無理だと思う。せっかくの菅田くんだけれど...。

以前読んだときは、男目線からの女子の体の詳細が気持ち悪くて途中で無理だなと思ったのだけど、何だか続きが気になって完結まで読んだ。ちゃんと読めば気持ち悪さだけでなくて、現代の孤独感を表していておもしろかった。

動物好きで、動物病院という所がそんなに遠くない私にはとてもおもしろかった。以前テレビで小学生の男の子が熱心に読んでいて、それおもしろいの?何て漫画?ってスタッフがきいたら、この漫画だった。時代を問わずに愛される漫画だということが、読んで納得できた。ハスキー犬、かわいい。

今は、漫画の気分が終わったので新書を読んでいる。

孤独感が強く、自己肯定感が低い現代人。子どもがふと母を見た瞬間、母は子どもではなくスマートフォンだけをみている。そんな場面がとても多いこと、それは、誰も自分をみていない、認めていないと子どもがどこかで感じ、自己否定、満足感のないことへと繋がらないだろうか、そういう些細なことから現代人の暗い心がつくられるのではないかと個人的に思っていて、それから最近否定的で批判的な人が周りやネットに多い気がしたので、この本を手に取った。自分を含め、他人への嫉妬心や虚栄心を認め、もっと他人へ無関心になること、ほっておくこと、自分を正すことへ重きをおくことが大事だと思った。

新書やビジネス本、自己啓発的な本もたまには読まなくちゃと思っている。ちょっと読みにくいとか難しい本を読むのは大事。そうしないといつまでも簡単な本しか読めない、と思う。