猫に会いたい
猫が死んだとき具体的に寂しく感じたのは、もう生きている獣のあたたかくてやわらかい毛並みを撫でることができないということだった。焼いてしまったらもうこの毛には二度と触れない、撫でられない、と思うのも、本当にそうなったのも辛かった。
骨壺に納めてからも、もう二度と触れないという事を辛く寂しく感じていたら、数日後、夢をみた。夢の中、部屋に死んだ猫がいて、私のところにきて、撫でさせてくれた。私は嬉しくて、そうそう、この感触、と思いながらずっと触っていたら、あれ?でも、ビビ、死んだんじゃなかった?と思い出して、棚の上を確認したらやっぱりそこに骨壺があった。ああ、やっぱり、死んだんだ、死んだことは間違いないんだって、そう思いながら目の前の猫を撫でた。
あれは、今改めて考えても、猫が会いに来てくれたんだな、と思う。私は猫に本当に何もできなかったのに、最後まで私のわがままに付き合ってくれて、本当に優しい子だったんだと気づいた。そんなことをさっき思い出して泣いた。これは他でもないペットロスだけれど、私にはずっと悲観に浸ってる余裕はないから、病気にはなれない。だけどたまにこうやって猫のために涙を流しても構わないでしょう。
書を読んだ
漫画は好きだけれど部屋に漫画本がたまっていくのを避けるためレンタルすることにしている。最近は、セトウツミ、僕は麻理のなか、動物のお医者さん、を借りた。
- 作者: 此元和津也
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2017/04/07
- メディア: コミック
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セトウツミは、職場の先輩におもしろいよ、といわれて読んでみた。電車の中で吹き出しそうになるほどちょくちょく波が高くて、特に時々出てくる二話にわたって二人のやりとりのズレを解明するパターンの回が好きだ。魚のしりとりもよかったなー。映画でこの表現はおそらく無理だと思う。せっかくの菅田くんだけれど...。
- 作者: 押見修造
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/09/28
- メディア: Kindle版
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以前読んだときは、男目線からの女子の体の詳細が気持ち悪くて途中で無理だなと思ったのだけど、何だか続きが気になって完結まで読んだ。ちゃんと読めば気持ち悪さだけでなくて、現代の孤独感を表していておもしろかった。
動物のお医者さん 愛蔵版 コミック 1-6巻セット (花とゆめコミックス)
- 作者: 佐々木倫子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/12/05
- メディア: コミック
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動物好きで、動物病院という所がそんなに遠くない私にはとてもおもしろかった。以前テレビで小学生の男の子が熱心に読んでいて、それおもしろいの?何て漫画?ってスタッフがきいたら、この漫画だった。時代を問わずに愛される漫画だということが、読んで納得できた。ハスキー犬、かわいい。
今は、漫画の気分が終わったので新書を読んでいる。
他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑 (幻冬舎新書)
- 作者: 岩波明
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: 新書
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孤独感が強く、自己肯定感が低い現代人。子どもがふと母を見た瞬間、母は子どもではなくスマートフォンだけをみている。そんな場面がとても多いこと、それは、誰も自分をみていない、認めていないと子どもがどこかで感じ、自己否定、満足感のないことへと繋がらないだろうか、そういう些細なことから現代人の暗い心がつくられるのではないかと個人的に思っていて、それから最近否定的で批判的な人が周りやネットに多い気がしたので、この本を手に取った。自分を含め、他人への嫉妬心や虚栄心を認め、もっと他人へ無関心になること、ほっておくこと、自分を正すことへ重きをおくことが大事だと思った。
新書やビジネス本、自己啓発的な本もたまには読まなくちゃと思っている。ちょっと読みにくいとか難しい本を読むのは大事。そうしないといつまでも簡単な本しか読めない、と思う。
猫の生殖機能を失わせた
言葉で書くとおそろしいな。事実だけど。
先日は雌猫の、今日は雄猫の手術。2匹とも発情、スプレー行為がまだなく(お布団にしたことはある。スプレー行為なのかただのトイレ失敗だったのかあやしいところ)、いいタイミングで病院へ連れていけてよかった。費用が安くて、安心できる病院でどちらも10000円前後ですんだ。多頭飼いなので助かった。術前の血液検査が入って2万円以上になるところが多いけれど、実際手術で血液が必要になるのってとても稀で、必要ないと思うとの先生の言葉が信じられたので、血液検査なしのため安くなった。無駄ではないけれど、念のため行った方がいいのはわかるけれど、オプションとして検査をつけるかつけないか選べるようにするのもいいと思う。
夜迎えに行くまで、一人の時間。あっ一匹いた。寂しがっているだろうな。2匹で飼えば寂しさが軽減されると思って2匹飼い始めたけど、どっちかがいないとき、もう一匹がとっても寂しがるということに気づいた。盲点だった。
いつもしてる
空想や妄想や夢の話をすると、頭の中についてコメントされるのだが、皆そんなにしないのだろうか。そうかー。
これから避妊手術を終えた猫を迎えに行く。私を恨んでるだろうか。胸が痛い。ごめんね。
年末年始の日記を今頃
携帯のメモ欄に残っていたものを今更。(言葉っていうのは本当に発した瞬間に過去になって、これらの言葉もものすごく遠くにあるけれど、今更)
年末年始は地元新潟に帰郷した。いつもは29、30日あたりに帰るところ、今回は31日に帰ったら、東京駅も新潟駅も空いていて快適だった。今年の年末も31日に帰ろうと思う。
1月1日は一昨年も行った沼垂白山神社へ家族で初詣。おみくじは吉。その後も4日まで完全な夜型リズムになっていたため、毎朝5時頃寝てしまい、昼間は出かけなかった。地元の友人と呑んだり甥姪と遊んだりしてあっという間の5日間だった。新潟市美術館のアンパンマン展や温泉、蟹の食べ放題など、色々楽しかった。友人と話す内容は歳を取った気がすることもあるけれど、基本的には下らなくてたまらなく楽しくて何も変わっていないような気がする。
最後に病気療養中の叔母に会えて良かった。ピカチュウのぬいぐるみと自家製のはちみつ梅、越乃寒梅の梅酒をくれて、駅でハグしてくれた。色々と思うところはあったけれど、泣くのをこらえ、回復を祈った。
年始はかなりよろしくない不健康な生活をしてしまったけれど、これから仕事も始まるし勉強も残っているしがんばらなくては。己の為にならないことは易し、為になることは行い難し。
猫たちはすくすくと大きくなっている。
年末の風
今日から夜中のおせちの箱詰めバイトに行くので、昨夜は朝方までSMAP×SMAPの最終回を観て、夜型生活に備えていました。でも10時頃目が覚めてしまってこれからのバイトが不安です。SMAPはなんだかやっぱりかわいそうでした。なんだか変でした。笑顔で歌を歌ったり、スタッフと写真を撮ったりしていたけれど、泣いているだけで、なにも言葉を話さないで、変でした。観ていて悲しくなりました。
おせちのバイトは初めてなので、少し楽しみですが、きっと少し退屈だと予想しています。流れ作業かな。嫌な人がいないといいと思います。クリスマスは、もうあんまり覚えていないけれど、楽しかったです。美味しいお肉と美味しいお魚を食べました。それから、お菓子や菓子パンを食べるのをやめると宣言してしまったので、今日から我慢の日々が始まります。がんばります。